和太鼓の基本動作【撥の握り方、立ち方、立ち位置】

初心者編


和太鼓の迫力ある演奏に魅了されて、和太鼓を始めたいと思っている方も多いことでしょう。

しかし、和太鼓の基本動作や撥の握り方についてはあまり知られていないかもしれません。

和太鼓は日本の伝統的な楽器であり、その迫力ある音色とパワフルな演奏は多くの人々を魅了してきました。

本記事では、和太鼓の基本動作である撥の握り方、立ち位置、立ち方について解説していこうと思います。

初心者の方が基礎を身につけて、和太鼓の魅力を引き出せるようになるためのヒントをお伝えしていきます。

和太鼓って今人気なんです

私も太鼓チームに所属しています (笑)

和太鼓について

和太鼓の基本についてまずはお話ししましょう。

和太鼓は、太鼓の一種であり、主に日本の祭りや舞台などで演奏されます。
その特徴は、大きな音と迫力ある演奏です。

和太鼓は日本の伝統的な楽器ですが、近年では若者を中心に大きな人気を集めています。

その理由は、和太鼓がもつ独自の音色と圧倒的な存在感!

その迫力ある音量と圧倒的なパフォーマンスは、心を揺さぶられるものがあります。

太鼓の鼓面を撥で打ち鳴らすという単純な奏法ながら、

演奏者の熱量によってダイナミックな表現が生み出されるのです。

そう考えると、とても魅力的な楽器で人気があるのも納得できますね。


そして、和太鼓の種類もいろいろあります。

詳しくは、今後順次、紹介していきますね。

今回は、長胴という和太鼓をたたくイメージで紹介していきます。

  

撥(ばち)の握り方

撥の握り方

和太鼓を演奏する際に重要な要素の一つが、撥の握り方です。

ただし、これが絶対に正しいという握り方があるというわけではなく、こんな感じがいいんじゃないかという紹介になります。

所属するチームや教室によっても多少違いがあるようです。

撥は和太鼓を叩くための道具であり、自分に合った握り方をすることで、より正確な音を出すことができ、
さらにはリズムや音量を自分流に調節できるようになり、演奏することがどんどん楽しくなります。

そのうえ、撥の持ち方次第でマメができにくくなったりもします。

まぁ、練習しすぎたり、始めたてのころは手の皮が柔らかいからマメができたりするので、ある程度は仕方ないところがありますが、マメはなるべく作らないようにしたいものですね。
  

さてさて、まずは撥の握り方ですが、最初はやさしくグー握りするイメージでいいと思います。

ゆとりのある「グー握り」の形で軽く持つのがポイント!といえます。

ギュッと力を入れてしまうと動きが硬くなり、いい音がでなくなりますし、やはり奏者自身も疲れますよね。

ギュッと握るのではなく、キュッとやさしく握る感じです。

撥と手指の間に少し空間があるなと感じるくらいがいいと思います。

握った手の中で、撥がまぁまぁ自由に動く感じです。

演奏中の撥の動きが格段に良くなるし、音の出方も変わってきます。

もちろん、奏者の腕も疲れにくくなります。
  

最初はどうしても力が入ってしまって難しいかもしれませんが、意識して練習をしていくうちに次第に身についていくと思います。

撥の握り方:やさしくゆとり空間のあるグー握りで!

  

撥を握ったときの力の入れ方

次に、撥を握ったときの力の入れ方をお話ししていきたいと思います。

ここでは二つの方法を紹介していきますね。
  

まずは、親指と人差し指に力を入れる方法です。

親指と人差し指で撥をコントロールして、ほかの指で撥を軽く支えている感じになります。

この持ち方は、細かいリズムを打つときに適しています。
  

もう一つは、薬指と小指に力を入れる方法です。

薬指と小指に力を入れ、他の指で撥を軽く支えている感じになるということです。

この持ち方は、大きな音を出す、つまり大振りのときに適しています。

親指と人差し指に力を入れるか、薬指と小指に力を入れるかで、

細かいリズムを打つ際と大きな音を出す際の使い分けができるようになります。
  

この二通りの使い分けが自然にできるようになるには、ある程度の練習が必要になってきますが、

楽しく練習する中で自然に身についてくるものでもあると思っています。

撥をギュッと握らずに肩の力を抜いて、主たる指2本くらいで撥を支えることによって、

より自由な動きで演奏することができるようになります。
    

また、太鼓を叩く時の注意事項として、

太鼓を叩いているとき、撥を握っている手首の部分が、太鼓面より上にくることが大切です。

撥を握っている手首の部分が太鼓面と同じ高さになってしまうと、

撥と太鼓面との接点が多くなり(ベタ打ち)、撥が折れやすくなります。
    

また、叩いているときに撥を握る手の指が見えるのではなく、手の甲が見える方がよいでしょう。

手の動きがよくなり、手首のスナップも撥に伝わりやすくなりますね!

注意しながら、練習していきましょう。

細かいリズムを打つ:親指と人差し指に力を入れる
大きい音、大振りに打つ:薬指と小指に力を入れる
 

立ち方

次に、和太鼓を演奏する際の立ち方についてご説明します。
  

和太鼓を演奏する時の立ち方ですが、膝を少し曲げて腰を落とし、足を肩幅より少し広めに開いて構えるのが一般的です。

そして広げた両足を太鼓に平行にするのではなく、右足と左足を前後に配置することで、より安定した立ち位置が取れるようになります。。

安定した立ち方は、身体のバランスを保ちながら力強く演奏するために大切になってきます。

また、背筋を伸ばし、腰を落とすことで、よりパワフルな演奏ができるようになりますね。

立ち方によって演奏の安定感やパフォーマンスが変わるため、

練習を通して自分に合った立ち方を見つけていきましょう。

立ち方:膝を少し曲げて腰を落とし、右と左脚を前後させ、広めの間隔で脚を広げる

  

立ち位置

和太鼓を演奏する際の立ち位置は、まず太鼓の前・中央に立つことが基本です。
  

それから、太鼓との距離感ですが、近すぎても遠すぎてもよくありません。

ベストな立ち位置としての目安としては、

撥を軽く握って、手をまっすぐ伸ばして太鼓の鼓面に撥を近づけてください。

手を伸ばしたまま、撥の先端が太鼓の鼓面のだいたい真ん中に来るところがベストな立ち位置といえるでしょう。
  

ご自身で、ベストな立ち位置を探してみましょう。

立ち位置がずれてしまうと、音のバランスが崩れたり、演奏の精度が落ちたりすることがあるので注意が必要です。

  

まとめ

和太鼓演奏時の撥の握り方、立ち方、立ち位置について紹介してきました。

これらの基本を身につけていくことで、和太鼓の魅力をより深く感じ取ることができるはずです。

迫力ある演奏を実現するためには、練習も欠かせませんね。

練習を重ねながら、自分なりの演奏スタイルを見つけていってください。

和太鼓はその魅力的な音色と迫力ある演奏によって、多くの人々を魅了してきました。

独自の響きや迫力があり、心を揺さぶる魅力がたくさん詰まっていることはまちがいありません。

ぜひ、和太鼓の世界に飛び込んで、和太鼓の基本を学んで、その魅力を体感してみてください。

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