今回は、桶太鼓の両面打ちを始めるにあたってどうすればよいかを解説をしていきたいと思います。
担ぎ桶太鼓の両面打ちってすごくかっこいいですよね。
いろいろなリズムを無理なくさりげなく両面で打ち分けている奏者を見ると素敵だなーと思ってしまいます。
太鼓と体、そしてリズムが一体になっているように見えて、ワクワクしてしまいます。
ここでは、いつか両面打ちをやってみたいと思っているあなたの背中を押すための内容となっています。
初心者のために、両面打ちの簡単テクニックを紹介していきますね!
ステージ上を縦横無尽に動き回っての
桶太鼓演奏には魅了されてしまいます
両面打ちの基本
両面打ちは、桶太鼓の基本的な演奏技術の一つで、リズム感や手の使い方をきちんと身に着けることが必要です。
両面打ちは、桶太鼓の表面と裏面を交互に叩く演奏法になります。
これにより、リズムのバリエーションが増え、演奏に深みが出ます。
台の上に置いて動かさずに演奏することもありますが、
今回は、担ぎ桶太鼓でストラップを使って肩にかけ、持ち歩きながら演奏することを前提にお話していきます。
<担ぎ桶太鼓が初めてという方はこちらから読まれると理解がスムーズになります>
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桶太鼓・両面打ちのテクニック
両面打ちは、太鼓の表面と裏面を交互に叩く技術で、演奏にリズムの変化を加えることができます。
両面打ちの基礎やテクニックなどのポイントを紹介していきます。
桶太鼓の担ぎ方
・ 太鼓は左足の太腿で支えて、面はやや内側に向ける
まずは、担ぎ桶太鼓の担ぎ方を簡単に説明しておきます。
ストラップを右肩にかけて、太鼓が左側にくるように担ぐのが基本ですね。
たぶん左利きの方もこの担ぎ方をされている人が多いと思います。
足は、右足を前に出して左足がやや後ろになります。
左右に開くというというより前後に少し開く形です。
そして親指が少し外側に向けて立つときれいな立ち姿になり、安定するかと思います。
両足が仁王立ちのように離れてしまったり、内股になったりしないようにしましょう。
胸を張って、堂々と立ってくださいね。
そして、桶太鼓は、
左脚の腿に軽くおいて面はやや内側に持ってくると打ちやすいですし、見た目もかっこよくなると思います。
両面打ちの構え方
両面打ちには、たくさんの方法があります。
例えば、前項で話した構えのまま両面打ちすることもあるし、膝を床ついて両面打ち演奏する場合もあったりします。
今回は入門編として、いちばん一般的な正面を向いて打つパターンを取り上げていきたいと思います。
<正面を向いて両面打ちするパターン>
・ 腰はまっすぐ下に落とす
構えとしては、両足を肩幅よりも少し広く左右に開いて、両足の腿の部分に太鼓をのせます。
そうすることにより、太鼓が安定しますね。
そして大事なのは、腰を下にまっすぐ落とすことです。
背中が後ろにそってしまったりとか、逆にお尻が後ろに出たりすると、打ちにくくなるし、見た目もよくありませんので注意しましょう。
もう一つ大事なのが、膝が内側に入らないようにすることです。
膝はいつものように外に向く感じで曲げていきましょう。
そうすることで、太鼓も安定して、打ちやすくなると思います。
両面打ちのバチの持ち方
・右手はいつもと同じ握り方
・左手は、親指と小指の2本、人差し指と中指と薬指の3本の間にバチを挟んで持つ
両面打ちじゃないときの左手のバチは、親指と薬指と小指の3本、人差し指の中指の2本の間にバチを挟んで持っていましたが、
両面打ちのときは、薬指が親指チームに入るという感じです。
バチは、親指と人差し指の間と通り、薬指と小指の間を通り抜ける形になります。
なんとなくわかっていただけましたか。
この持ち方が一般的のようですが、小指が痛くなったりするため、普通のグー握りで打ってる方もいらっしゃるようですね。
両面打ちの打ち方
右手は普通に打ちます。
動きが硬いと見た目がよろしくないので、肘と手首を使って滑らかに打つように気を付けましょう。
左手も右手と同じようにしっかり肘と手首を使って滑らかにしなやかに打つのがいいですね。
両面打ちの基本は、右手は面移動せず、左手のみが面移動して両面を打つ形になります。
左手ですが、右面(表面)を打つ時は手の甲がお客さん側になるように、左面(裏面)を打つ時は手のひらがお客さん側になるように手首をひねって打ちます。
慣れるまで、何度も練習しましょう。
左手の打音をそろった音量にするのは難しいですね
【【左手の移動はどうする?】】
桶太鼓の表面と裏面の両方を打つ左手。
その時のバチの移動の仕方が心配ですが、ポイントは2つあります。
・ 左手の肘の位置に要注意!
他にもたくさん注意する点はあると思うのですが、まずはこの2点を抑えておきましょう。
=太鼓スレスレのところでバチ移動=
無駄な動きや大きく回して移動するとその分体力も必要になるし、時間もかかります。
早く打ちたい時など、効率的ではないですね。
最短距離でいかに早く面移動をするか、が大事になってきます。
太鼓の前上あたりスレスレギリギリのところを移動していくのがいいですね。
=左うでの肘の位置=
ゆっくり打つ時は、ストラップの外側に肘があってもいいのですが、早い動きになったときは、肘がストラップの内側にあったほうがいいのです。
バチが面移動するとき肘も右に左にと横移動するわけで、、。
肘も最短距離移動が望ましいということです。
脇も閉めているほうが、動きが大きくならずにいいですね。
動きは、なるべくコンパクトに!!ですね
桶太鼓・両面打ちの練習方法
両面打ちは、太鼓の表面と裏面を交互に叩く演奏法で、リズム感や手のコントロールが求められます。
ここからは、初心者のための効果的な練習方法を紹介していきます。
ゆっくり打ってみよう!
両面打ちは、早くかっこよく打ちたい!という気持ちが強いと思います。
が、やはり最初はゆっくり確実にやっていきましょう。
あせらず、ゆっくりコツコツ練習することが大事です。
ゆっくり丁寧に考えながら打つ時間を大切にしてください。
こういうことか、、と納得しながら、練習できるといいですね。
そして、少しずつテンポを上げていきましょう。
左手で両面を打ち分ける
左手で桶太鼓の表面と裏面を自由にきれいに打ち分けること!
両面打ちでは、左手で表面裏面をきちんとしっかり打てるように、左手を強くしていく必要があります。
左手はどうしても弱くなりがちなので、
左手だけで、表面・裏面・表面・裏面と両面を打ち続ける練習も取り入れていきましょう。
簡単なリズムで、きちんと打面にあたるように丁寧に打つことが大切です。
メトロノームに合わせて、2~3分間同じリズムを打ち続けるのもいいですね。
テンポは、両方の面をきちんと打てる速さをおすすめします。。
焦らずゆっくり丁寧に太鼓の打面を打っていきましょう。
それをこなしていくと、左手をコントロールする力が確実についていくと思います。
自宅で筋力アップ!
両面打ちは、速筋が大事!といわれています。
速筋は使わなければ、すぐに動きが悪くなっていきます。
そこで、速筋を使う運動をひとつ紹介します。
1 前にならえのポーズで両手を前に伸ばします
2 そのまま両手をクロスしたり広げたりを続けます
クロスするときは、左手が右手の上になるようにするのがおすすめです。
最初はゆっくりでもいいですが、速筋を鍛えるためにスピードを上げていきましょう。
上記の運動を30回~50回、2~3セットやるといいですね。
知らず知らずのうちに、速筋が鍛えられ、両面打ちでスピードアップしたいと思ったときにすぐに対応できる力が発揮できるかもしれません。
遅筋:筋収縮力ゆっくりで、持久力のある筋肉
まとめ
担ぎ桶太鼓の両面打ちをマスターするためには、基礎練習をしっかり行い、リズム感を養うことが重要です。
左手を強くしていくことも大事でしたね。
練習を重ねることで、よりスムーズに両面打ちができるようになると思います。
楽しみながら練習を続けていきましょう。
ステージ上で、かっこよく両面打ちを披露してみたいですね!
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