複数の太鼓を一人の奏者が打つセット打ち。
長胴太鼓や締め太鼓、桶太鼓などを思い思いの組み合わせて演奏するスタイルです。
和太鼓初心者の中でもいつかやってみたいと思っている方も多いと思います。
今回は和太鼓のセット打ちの入門編として、構え方や大事なポイントなどをわかりやすく紹介していこうと思います。
簡単なリズムからでOKなので、機会があったら、ぜひ挑戦してみましょう!
チャレンジ!ですね
和太鼓セット打ちにチャレンジ!
セット打ちは、和太鼓の演奏において種類の違う複数の太鼓を使って、さまざまなリズムやメロディを組み合わせて演奏する手法です。
例えば、長胴太鼓と締太鼓を組み合わせることで、低音と高音のバランスが取れた演奏が可能になったりします。
さらには、セット打ちの中でも、個々の演奏者がソロで打ち込む瞬間は特に印象的で、
各演奏者の技術や個性が際立ち、盛り上がりますね。
まるでドラムの演奏を見ているような感覚になり、ついつい魅了されてしまいます。
組み合わす太鼓によって、音色も響き方も変わってくるので、より豊かな音楽表現が可能になっていきますが、
その分、和太鼓初心者にとっては少しハードルが高いなと感じるかもしれません。
でも、和太鼓の魅力を十分に楽しむためにも、チャンスがあればどんどん挑戦していきましょう!!
何事もチャレンジ、チャレンジ!!です。
先生や先輩に指導を受けながら
始めましょう!
和太鼓セット打ちの立ち位置・構え方
まず、セット打ちの時に使用するバチですが、うちのチームではテーパーバチを使うことが多いです。
<ちなみに、バチの選び方についてはコチラで解説していますので併せてご覧ください>
↓↓↓
今回は3台~4台の太鼓を使ってセット打ちをするイメージで説明していきますね。
いつも話すことですが、私自身が習ってきたこと・学んできたことを中心に紹介していきますので、その点はご了承願います。
早速、セット打ちの極意⁉の紹介に進んでいきましょう!!
まずは、
立ち位置、構え方のポイントとして、次の2点!を抑えてほしいと思います。
★太鼓を叩くときは、上半身だけを叩く太鼓に向ける
詳しく見ていきましょう。
<立ち位置の決め方>
⇓⇓
バチをもって各太鼓に腕を伸ばす
⇓⇓
各太鼓の面の中心にバチ先が当たる位置を見つけて立ち位置を決める
そのときに注意したいのが、
・太鼓と体が近いとゆとりがなく窮屈になる
・太鼓と体が遠いといくつかの太鼓にバチが届かなくなる
ということです。
すべての太鼓に対して、自身が「楽」だなと感じられる場所を見つけて、立ち位置としてください。
そしてもちろん、それぞれの太鼓を叩くときに必ず太鼓の面の中心を狙える場所に立つことが大切になります。
どの太鼓も面の中心を打つのが
一番良い音が出ます!
<叩く太鼓への向かい方>
セット打ちでは、真ん前にある太鼓以外の太鼓を叩くときは、上半身だけをその太鼓に向けるということが大切です。
これを実行するにもやはり太鼓と自身の体との距離が重要ですね。
近すぎても遠すぎても難しい、、です。
それから、腰をひねって上半身を打ちたい太鼓に向けるのですが、
そのときに一緒に膝がついていかないようにしましょう。
足や膝がついていくと動きがぎくしゃくして美しくなくなります。
また、リズムが早くなったときに、打つ太鼓が変わるスピードに体がついていかなくなる可能性が出てきますね。
基本的に足は最初に構えたまま、上半身だけを動かして今叩く太鼓に向かい合いましょう。
そしてくれぐれも、各太鼓の面の中心を打つようにしてください。
セット打ちの大事なこと『移動』
セット打ちの中で大事なことのひとつは、太鼓から太鼓への移動の仕方です。
セット打ちは、和太鼓演奏のなかでもパーフォーマンス性が高い演奏法になると思います。
なので、太鼓から太鼓への移動を美しく見せたいという課題があるわけです。
その移動する動きを美しく見せるために、バチ先や腕の動きを滑らかに見せる必要があります。
そして移動が滑らかになると早打ちも美しくできるようになるのです。
と言い切る演者もいるくらいです。
次項で、滑らかにに移動し太鼓打つポイントを説明していきましょう。
滑らかに打つポイント!
まず、自分の持つバチがどこを通っているかを確認する意識を持ちたいですね。
太鼓と自分の間にある空間で、バチ先がどのように動いているかを知ることです。
鏡や動画で確認してみましょう。
そのうえで、注意していきたいことは、次のポイントです。
実際にどのように動けばいいのか、気になります。
動きとしては、打った後の移動は、バチを縦にあげるのではなく、斜め上にあげて移動するということです。
下から斜め上にすくい上げるような動きをさせながら、太鼓移動していく感じですね。
滑らかな軌道・動きになって、動きが膨らんで見えます。
立体的に見える感じでしょうか、、。
この撥先の動きを意識して、太鼓移動していくと、見た目が結構変わってきます。
バチを上にあげて、大きなジグザグを描くような移動よりは、滑らかに美しく移動できると思います。
このあたりは、 曲のアレンジやチームによって見解が違ってくることがあると考えられますが、、。
セット打ち、上達するために
セット打ちを上達させるためにはどうすればいいのでしょうか。
やはり、基本的な打ち込みをしっかりすることが大切になってきます。
打ち込みは、和太鼓の演奏における基礎練習であり、リズム感を養うための重要なステップになります。
その後、特定のリズムやフレーズを繰り返し練習することにより、技術面での向上を図ります。
複数の太鼓を叩くことになるので、それぞれの太鼓の特性や音の性質など、十分理解して演奏していきたいですね。
演奏時の迫力や持久力を高めるためにも、筋力トレーニングが必要になってくるかもしれません。
筋力トレーニングとしては、簡単にできるスクワットやダンベルを使ったトレーニングでかまいません。
下半身や腕や肩の筋力を強化していくという意識を持ちたいですね。
まとめ
和太鼓のセット打ちは、音の多様性、視覚的な迫力、演奏者同士の協調性など、魅力にあふれています。
リズムのバリエーションやソロパートの存在が、演奏に深みを与えてくれます。
練習方法をいろいろ考えれば、初心者から上級者まで楽しむことができると思います。
和太鼓の魅力を存分に感じながら、ぜひその演奏を体験してみることをおすすめします。
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