今回は、和太鼓によく出てくるリズムと手順をお伝えしていきたいと思います。
和太鼓を始めてみたものの、楽譜を見てもどっちの手でたたくのか、全然わからない???ってこと、ありませんか。
そうなんです、きちんと打つ手順が記入されている楽譜ばかりじゃないんですね。
そうなると、自分で音符の下に手順を書き込まなくてはならなくなります。
もちろん、私もその一人で、もう大変なんです!
でも、手順には基本的なルールがあって、それを覚えれば少し楽になります。
さらに、手順は口唱歌とセットになっているんですね。
今回は、そんなところを私の経験をもとに『覚えて得した5つのリズムと手順』として紹介していきたいと思います。
チームや地域によって口唱歌が違ってくるかと思いますので、そこはご配慮いただきたいと思います。
和太鼓と口唱歌って切っても切れない仲なんです!
初心者が覚えておきたい5つのリズム
最初に覚えてほしいオススメのリズム5つを口唱歌と手順で表にまとめてみました。
口唱歌 | 手順 | |
① | ドコドコ | R L R L |
② | ドコドン | R L R 〇 |
③ | ドコンコ | R L 〇 L |
④ | ドンドコ | R 〇 R L |
⑤ | スコドコ | 〇 L R L |
上の表を見るとわかるように、口唱歌は太鼓の手順を言葉にしたものになっています。
「ドコドコ」は、「右左右左(RLRL)」という手順で打つことになります。
もっと細かく言うと、次のようになります。
- 「ド」:R・右手
- 「コ」:L・左手
- 「ス」「ン」:叩かない・休み
言葉のリズム(口唱歌)と手の動きをいっしょに覚えてしまうことで、太鼓の手順が覚えやすくなるというわけです。
私が所属するチームでも、曲を覚えるときには、まず口唱歌から教えられました。
初心者にとっては、口唱歌自体も難しいんですけどね⤵⤵。
私は、最初、口唱歌が何かの呪文のように聞こえました💦
何を歌っているのか、、??、、でしたね (笑)
では、ひとつひとつ確認していきましょう。
① ドコドコ
「ドコドコ」を表す楽譜を2つ用意しました。
2つの楽譜の上は【RL法】で、下は【上下法】で手順を示しています。
音符は違いますが、同じ手順になります。
「ドコドコ」 ⇒ 「右手→左手→右手→左手」
「ドコドコドコドコ」 ⇒ 「右手→左手→右手→左手→右手→左手→右手→左手」
この楽譜は【上下法】といって、線の上に音符があると右手で打つ、線の下に音符があると左手で打つという決まりになっています。
このリズム(口唱歌)は、楽しくクリアできそうですね。
和太鼓の楽譜の読み方はコチラ!
↓↓↓
② ドコドン
「ドコドン」 ⇒ 「右手→左手→右手→休み」
「ドコドンドコドン」 ⇒ 「右手→左手→右手→休み→右手→左手→右手→休み」
ここでは、4分音符は8分音符2コ分と考えて、手順をあてはめます。
練習時にメトロノームを使うと、拍数がきれいに刻まれるのでスムーズに叩けると思います。
③ ドコンコ
「ドコンコ」 ⇒ 「右手→左手→休み→左手」
「ドコンコドコンコ」⇒ 「右手→左手→休み→左手→右手→左手→休み→左手」
ここでも、先ほどの②と同様に、4分音符は8分音符2コ分と考えて、手順をあてはめます。
練習時にメトロノーム、オススメです!
④ ドンドコ
「ドンドコ」⇒ 「右手→休み→右手→左手」
「ドンドコドンドコ」 ⇒ 「右手→休み→右手→左手→右手→休み→右手→左手」
ここでも、4分音符を2拍とカウントします。
⑤ スコドコ
「スコドコ」 ⇒ 「休み→左手→右手→左手」
最初に休符が入って、左手から打ち始めるパターンになります。
初心者にとっては、このリズムが一番むずかしいかもしれないです。
左手から打ち始めるのって、なかなか大変ですよね。
何回も練習することによって慣れていきましょう。
左手から打つことによって、左手の打音も強くなっていきますよ!
効果的なおススメの練習方法
- 基本の打ち方を繰り返し練習: 手首、指の動きを意識しながら、ゆっくりとした速度で練習する
- リズム感を養う: メトロノームやリズムトラックに合わせて練習する
- 様々な楽曲に応用: 基本を理解したら、実際の楽曲に応用して練習する
手順の基本的なルール(ナチュラルスティキング)
上記の表を見ていただくとわかるかと思いますが、
和太鼓を叩く基本的な手順の考え方としてあるルールがあります。
ドラムをたたく場合も同じになります。
今回のこの考え方は、ナチュラルスティキング(Natural Sticking)といいます。
自然(Natural)な手順(Sticking)で、無理なく演奏できる手順になります。
最初の1打目は必ず右手で打つルールなので、初心者にはとっつきやすいと思います。
- 4打を基準と考える
- 4打は右手左手で固定(1打目:右、2打目:左、3打目:右、4打目:左)
- 休符のときは、あてはまる手が休み
このルールにのっとると、手順の数は5つよりもっとあります。
4打で音符と休符の2種類の表現があるので、全部で16種類です。
16種類の中には4打とも休符という手順が含まれるので、
覚えたい手順としては、15種類ということになります。
今回は、よく出てくる手順として初心者向けに上記の5つを紹介させていただきました。
ナチュラルスティキングについて
簡単にまとめておきますね
なんとなく、頭に留めておいてください
和太鼓のナチュラルスティッキング
- ナチュラルスティッキングとは、和太鼓の演奏において自然な手の動きを活かすテクニック。
- 右手と左手を交互に使って演奏する方法で、リズムの流れに合わせて自然に手を変えていける。
- 手の動きを無理なく自然に行うことで、疲れにくく効率的な演奏ができるようになる。
- 初心者にとっては、ナチュラルスティッキングを習得することが大切。
ナチュラルスティッキングの基本
- 1拍目は右手、2拍目は左手、というように交互に打つ。
- 休符の際も同様に、右手→左手と交互に休む。
- 連続する同じ音符でも、右手→左手と交互に打つ。
- 拍子に合わせてリズムをとり、自然な手の動きを心がけるとよい。
- 音符の長さがいろいろな場合は半分に区切り、より細かい音符に合わせて手順をふる。
小節内で半分に分ける。
ナチュラルスティッキングのメリット
- 疲れにくい演奏: 無理のない自然な手の動きなので、長時間の演奏でも疲れにくくなります。
- テクニック習得が早い: 基本的な手の動きを身につけられるので、テクニックの習得が早くなり、リズムの安定性が高くなります。
- 両手の器用さが均等に鍛えられます。
- 幅広い楽曲に対応: ナチュラルスティッキングの基本を理解していれば、さまざまな楽曲に柔軟に対応できます。
追加情報: 和太鼓の他の基本奏法
和太鼓の基本奏法には、ナチュラルスティッキング以外にも以下のようなものがあります:
- オルタネートスティッキング: 右手と左手を交互に使う奏法
- シングルストローク: 同じ手で連続して打つ奏法
- ダブルストローク: 同じ手で2回連続して打つ奏法
これらの奏法を組み合わせて使うことで、より複雑なリズムパターンを演奏することができま
和太鼓のナチュラルスティッキングは、初心者にとってとても大切な基本テクニックです。
この基本を身につければ、さまざまな楽曲に柔軟に対応できるようになります。
ぜひ、ゆっくりと丁寧に練習を重ねていきましょう。
まとめ
今回は、『和太鼓初心者に覚えておきたい5つのリズムと手順』を口唱歌と合わせて紹介してきました。
ナチュラルスティキングの考え方もなんとなく覚えておいてください。
最初はとっつきにくいかもしれませんが、身についてしまうと練習が楽になります。
教室やチームのメンバーとのやり取りは口唱歌で行うことも多いので、ストレスを少なくするためにも口唱歌は覚えた方がよいと思われます。。
口唱歌に関しては、最初にも言いましたが、教室・チームや地域によって変わってきたりするので、自身で対応していってくださいね。
基本的な5つのリズム(口唱歌)と手順を覚えて、楽しく和太鼓を叩いていきましょう!!
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