【和太鼓初心者】締太鼓の基本。簡単練習パターンはコレ!

初心者編

みなさんは和太鼓の「締太鼓」と呼ばれるものをご存知ですか?

名前は知らなくても見たことある人はたくさんいると思います。

お祭りで子どもたちがよく叩いている太鼓が締太鼓です。

小さめの太鼓で甲高い音を出したり、他の和太鼓よりも面(皮)が厚いのも特徴ですね。

今回は、その締太鼓の基本情報や隠れた役割、練習のポイントなどを紹介していきたいと思います。

私が初心者におすすめしたい簡単練習リズムパターンもお伝えしていきますね。

締太鼓で細かいリズムが叩けるようになると

気持ちがいいです

  

締太鼓の魅力

締太鼓は、能楽や歌舞伎などの伝統芸能で使用される高音の太鼓です。

その魅力を少しさぐっていきましょう。

音色の美しさと外観

締太鼓は甲高く響く高い音が出せるのが、最大の魅力です。

和太鼓全般では低い音(ドンドン)のイメージが強いですが、締太鼓は非常に高い音を出すことができます。

面の厚さによって音の高さが変わり、厚ければ厚いほど音が高くなるんです。

締太鼓は、テンテンテンテンと高い音が出ます。

この澄んだ音色は伝統芸能の雰囲気を醸し出します。

さらに木製の胴に牛や馬の皮を張った伝統的な造りが美しい見た目・外を生み出しているといえます。

  

両面の皮を締め上げて調整できる

締太鼓は両側の皮面の縁をひもで結び、胴にしめつけることで音を調整します。

締太鼓は、「紐」「ボルト」「ターンバックル」など、様々な締め方が存在します。

演奏者の好みや目的に合わせて使い分けることができるんです。

演奏スタイルもいろいろ選べますね。

 

締太鼓の歴史

締太鼓は日本の伝統的な楽器の一つ。

その歴史は古く、平安時代から使用されていたと考えられています。

能楽や歌舞伎、長唄や民俗芸能などの伝統芸能で重要な役割を果たしてきました。

革は麻製の調べ(しらべ)で締め上げられ、打面の中心部は鹿革で補強されています。

その高音が舞台の雰囲気を盛り上げ、演技と見事に調和します。

近年では、和太鼓ブームの中で、締太鼓の魅力も再発見されつつあります。

締太鼓は、高い音色と伝統的な使用法が

特徴的な楽器といえますね

演奏の難易度

締太鼓は小さいながらも高い音を出すため、力強い打ち方が必要です。

初心者でももちろん演奏できますが、熟練した奏者の演奏は圧巻です。

ソロで早いリズムをこぎみよく楽しそうに演奏しているのをみると、その魅力に引き込まれてしまいますね。

  

締太鼓は曲を支える重要な役割⁈

演奏中、締太鼓は高い音を利用して、他の太鼓をリードする役割を果たすことが多くあります。

わかりやすくいうと、指揮者やメトロノームのような存在になっているということです。

曲によって違ってきますが、

基本的には同じ速度・同じ音の大きさを出し続けて他の和太鼓を引っ張っていきます。

和太鼓演奏を支えている、コントロールしているのは、実は締太鼓!!なんです。

私の所属するチームでも、締太鼓を演奏するなかの一人が、その曲のリズム・強弱や速さを決定しています。

地域やチームで呼び方は違うようですが、うちのチームではその人を「地(じ)を打つ人」と言っています。

その「地を打つ人」の締太鼓の音を聞いて、他の太鼓演奏者がスピードを確認し、自身のカウントを修正したりしています。

地を打つ人は、やはり締太鼓を自在に操れ、チームの曲に精通し、

太鼓演奏者全員の音を聞きながら、瞬時にリズムやスピードをコントロールできる上級者とされるメンバーが担うことになります。

和太鼓の中でも本当に重要な位置を占めているといえますね!

締太鼓を自由に操れる人は、

とてもかっこいいです。

  

初心者が気をつけたい、締太鼓の練習ポイント

【撥の選び方】

  • 初心者は、ヒノキやホオ素材の「テーパーバチ」が使いやすい
    ※「テーパーバチ」:先端に向けて細くなっている撥で、細かいリズムが打ちやすい

【撥の持ち方】

  • ぎゅっと握らず、ふんわりと持ちましょう
  • 撥と手の間に空間が少しある感じがよいでしょう

【正しい姿勢】

  • 両足を肩幅に開き、膝は少し曲げた安定した姿勢を心がけましょう
  • 太鼓の高さは腰の高さに合わせるのがよいでしょう

【打ち方】

  • 手首を使って太鼓を打ちます。手首を柔らかく使い、力任せにならないよう注意しましょう
  • 打面の中心部分を狙って打つと良い音が出ます

【リズムの練習】

  • メトロノームなどのリズム装置を使って、基本的なリズムパターンを繰り返し練習しましょう
  • 徐々に速度を上げていくと、リズム感が身につきます

【表現力の向上】

  • 強弱やテンポの変化など、表現力を意識して練習しましょう
  • 他の楽器とアンサンブルを行うと、リズム感とアンサンブル力が高まります

このように、正しい姿勢、打ち方、リズム感、表現力の向上に取り組むことが締太鼓の上達につながります。

ぜひ、これらのポイントを意識して練習を重ねてください。

  

初心者が練習しておきたい基本的リズムパターン

締太鼓は他の太鼓をリードする重要な役割を担っていました。

ですから、右手も左手も、一音一音きちんと叩けるようになりたいですね。

そこで、初心者は次の簡単なリズムパターンを中心に練習することをおすすめします。

  

四つ打ち

  • 1-2-3-4 のリズムで、基本的な四つ打ちのパターンです。
  • 和太鼓の基本的なリズムを学ぶのに最適です。

こぎみよく、一音一音きちんと叩けるように、同じスピードで叩けるように、注意しながら練習していきましょう。

慣れてきたら、順番にアクセントをつけながら叩くのもおすすめです。

少し、リズムの感じが変わってきて楽しいですよ!

  

三つ打ち

  • 1-2-3 のリズムで、四つ打ちよりも少し複雑なパターンです。

『ドンドコ ドンドコ』右右左 右右左 ・・・

三つ打ちは、スピードが速くなるとリズムがうまく取れなくなることがあります。

私の場合だと、左手がスピードについていけなくなり、途中でリズムがくちゃくちゃになってしまうことが発生していました。

また、同じスピードで同じリズムを打ち続けるのもなかなか難しいのです。

初心者にとって、このリズムの練習は欠かせないと私は思っています。

 <左手の音を強くしたい方は、こちらをチェック!!>

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締太鼓では、この2つのリズムパターンはよく登場します。

ですから、丁寧に練習することで、締太鼓の基本を身につけることができると思います。

慣れたら、スピードを上げていきましょう。

四つ打ちと三つ打ちを組み合わせて、叩いてみるのもおすすめです。

さらには、右手から打つのに慣れたら、同じリズムを両手で叩いてみたり、左手から始めてみたりしてみましょう。
  

そうすることによって、右手と左手の力量が同じになっていき、いろいろな曲にも対応できるようになっていきます。

和太鼓初心者の方は、まずは基本的なリズムパターンの習得に集中し、徐々に応用的な演奏にチャレンジしていくのが上達の早道になると思います。

  

  

まとめ

締太鼓は伝統的な造りと美しい音色、そして伝統芸能との調和など、多くの魅力を持つ楽器です。

そして、締太鼓はテンテンテンと高い音を出すことができ、太鼓演奏の指揮者のような役目をすることもわかりましたね。

今回、そんな締太鼓を初心者がどのように練習したらよいかを紹介してきました。

練習を重ねて、締太鼓を自由に操れるようになっていけたらいいですね。

私もまだまだまだまだなので、一緒に上達していきましょう。

めざせ!締太鼓上級者!!

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