和太鼓のステージ演奏を見ていると締太鼓のソロ打ち演奏があったりします。
締太鼓奏者の一人が、めちゃめちゃ楽しそうに、早いリズムをこぎみよく会場に響き渡るような高い音で演奏するシーンです。
複数人で掛け合いをするように演奏しているときもありますね。
和太鼓をやってる人にとっては、ちょっとしたあこがれ、、です。
そこで今回は、締め太鼓で早いリズムを打つためのコツや練習方法を紹介していきたいと思います。
初心者向けになっていますので、そんな気持ちで読み進めてください。
あくまで、私自身が学んできたことを中心にお話ししています。
いいなと思ったら参考にしてみてください。
締太鼓のソロ演奏、
かっこいいし、観客側としても盛り上がりますね
締太鼓で早いリズムを打つために
まずは、締太鼓で早いリズムを打つために重要なのは以下の5つになります。
- バチの持ち方と姿勢
- 叩く位置
- 叩く力加減
- リズムの練習
- 体の使い方
それでは、一つ一つ見ていきますね。
バチの持ち方と姿勢
締太鼓を演奏する際は、バチを適切に持ち、背筋を伸ばし、立って演奏するときは膝を少し曲げた安定した姿勢を取ることが重要です。
これにより、手首と腕の動きがスムーズになり、早いリズムを打つことができます。
撥の持ち方としては、親指と人差し指でやさしくキュッと持ちます。
そして残りの中指・薬指・小指は、撥に触れる程度にします。
中指・薬指・小指で撥を握るように動かすと撥が動きますね。
握ったり緩めたりすると撥が上下に動きます。
その動きを利用することによって、早いリズムを軽快に叩くことができるようになります。
叩く位置
締太鼓の面の中心部分を叩くと、最も高い音が出ます。
面の端を叩くと低い音になってしまうので、早いリズムを演奏するときは、面の中心部分を狙って叩くことが肝心です。
叩く力加減
締太鼓を叩く際は、適度な力加減が必要です。
強すぎると音が割れ、弱すぎると音が出ません。
力加減のバランスを取ることで、スムーズな早いリズムが演奏できます。
これに関しては、長くやっていくことで自然と身につくものとも言えます。
リズムの練習
早いリズムを習得するには、メトロノームやリズムトラックを使って、繰り返し練習することが大切です。
最初は、四つ打ちや三つ打ちなどのリズムパターンを徹底的に練習しましょう。
<四つ打ちや三つ打ちなどのリズムパターンについてはコチラ!>
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体の使い方
締太鼓は腕だけでなく、体全体を使って演奏します。
腰の回転や足の踏み込みなどを意識して、体全体のリズム感を養うことが重要です。
早打ちのための練習をやってみよう
次に、実際にどんな練習をすればいいのかを具体的に紹介していきたいと思います。
いろいろな方法ややり方、考え方があると思いますので、私からの一つの提案と受け止めていただければ嬉しいです。
跳ね返りの力、指の動き、手首の動きをチェック
まず、撥の跳ね返りをしっかり感じる練習をしましょう。
軽く右左右左と交互に打つ練習をします。
撥がピンと張った面から跳ね返されてくるのを感じると思います。
早打ちは、この跳ね返りの力を利用することになります。
次に、この時に腕を大きく振り上げたりしないで、肘を固定するようにして打ってみましょう。
前項で紹介した撥の握り方をして中指・薬指・小指を動かすことを意識してみてください。
撥を握ったり、緩めたりする感じですね。
面からの跳ね返りの力と指を使っての撥の動きで太鼓が叩けるようになると早いリズムも打てるようになっていきます。
もちろん、手首の動きも使うのですが、最初の内は指を使う意識を持って練習してもらいたいと思います。
そうすることによって、手首も自然と動いてくる感じでいいかなと思っています。
つまりは、早打ちをするときは、面からの跳ね返りの力と指の動き、そして手首の動きを使って太鼓を叩くということですね。
4つのリズムを練習してみよう
1⃣
ドンドコ ドンドコ ドンドコ ドンドコ ドンドコ ドンドコ ドンドコ ドンドン
右 右左 右 右左 右 右左 右 右左 右 右左 右 右左 右 右左 右 右
上記のドンドコの楽譜としては下記になります。
ドンドコを7回打って、最後ドンドンを右手で打ちます。
締太鼓ではドンドコをタンタカと表現する方も多いですね。
次からは、タンタカにしてみます。
締太鼓において、この「タンタカ」のリズムはとても重要です
覚えておきましょう
2⃣
タンタカ タンタカ タンタカ タンタカ タンタカ タンタカ タンタカ タンタン
左 左右 左 左右 左 左右 左 左右 左 左右 左 左右 左 左右 左 左
1⃣ のリズムを左手から始めます。
少し、難しくなりますね。
ゆっくりでよいので、何回も練習しましょう。
3⃣
タンタカ タンタカ タンタカ タンタカ タンタカ タンタカ タンタカ タンタン
右 左右 左 右左 右 左右 左 右左 右 左右 左 右左 右 左右 左 右
今度は、1⃣2⃣と同じリズムを右左交互に打ってみます。
このリズム・打ち方は、簡単そうに見えて結構難しいです。
2⃣より打ちにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。
4⃣
タンタカ タンタカ タンタカ タンタカ タンタカ タンタカ タンタカ タンタン
左 右左 右 左右 左 右左 右 左右 左 右左 右 左右 左 右左 右 左
みなさんはもう予想できたと思いますが、3⃣の左右反対の打ち方です。
3⃣ができる方は、4⃣はそう難しくないかもしれません。
この1⃣2⃣3⃣4⃣の4つのリズムが自在に打てるようになるとなんだか嬉しく楽しくなり、締太鼓に向き合う時間も長くなっていく気がします。
4つのリズムを組み合わせて練習してみよう
4つそれぞれのリズムが打てるようになったら、いろいろ組み合わせて練習してみましょう。
1⃣2⃣ 1⃣2⃣ の繰り返し
3⃣4⃣ 3⃣4⃣ の繰り返し
1⃣2⃣3⃣4⃣ 1⃣2⃣3⃣4⃣ の繰り返し
注意してほしいことは、練習時においては一音一音確実に出していってほしいです。
それと、メトロノームに合わせて打つようにするとスピードが一定に保ててよいと思います。
スマホにもメトロノーム機能があったりするので、使ってみてください。
私は、スマホのメトロノームを使って練習しています。
最初は、70~80くらいに合わせて練習して、少しずつ早くしていくといいと思います。
メトロノームの数値目標を作って練習していくと、モチベーションアップにもなり、練習も楽しくなるかもしれませんね。
締太鼓で早いリズムを打つコツ
最後に締太鼓を早いリズムで打つためのコツを4つ紹介しておきます。
- リラックスした状態を保つ
- バチの動きを意識する
- 呼吸のタイミングを合わせる
- 目線を固定する
一つ一つ説明しておきます。
リラックスした状態を保つ
緊張すると手首や腕が固くなり、スムーズな動きができなくなります。
リラックスした状態を保つことで、早いリズムを安定して演奏できます。
手首を柔軟に使い、撥を自然に落とすように打ちましょう。
『脱力』のイメージを大切にしてください。
バチの動きを意識する
バチの動きを意識しながら演奏すると、リズムが安定します。
バチが上がる時と下がる時のタイミングを意識しましょう。
呼吸のタイミングを合わせる
呼吸のタイミングを意識して演奏すると、リズムが安定します。
腹式呼吸を意識することで、リズムに乗りやすくなるといわれています。
吸う息と吐く息のタイミングに合わせて演奏するのがコツです。
目線を固定する
演奏中は目線を固定することで、体の動きが安定します。
面の中心部分を見続けることで、正確な叩き位置を維持できます。
面を見なくても太鼓の中央を叩けるようになったら、前を向いて(観客)の方を向いて打てるようになるといいですね。
以上が締太鼓の早いリズムを打つ方法とコツになります。
これらのポイントを意識しながら、紹介したような練習を繰り返しやっていくと、スムーズな早いリズム演奏が可能になっていきます。
まとめ
締太鼓で早いリズムを叩くための必要なこと、コツや具体的な練習方法について紹介してきました。
やってみよう!という気持ちになっていただけましたか。
初心者の方に取り組みやすいように説明させていただきました。
取り組むのは早い時期の方がいいと思っています。
練習自体はそんなに難しくないので、何回もやることで体が覚えていくようになりますよ。
締太鼓のソロ打ち演奏を目指して頑張りましょう!
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